菅細工教室五回目

菅細工教室五回目の報告です。

今日は、菅笠を作るための「菅より」「油紙作り」「笠骨磨き」をしました。

これから暑くなりますが、作業はエアコンのない作業場。

健康に注意しながら、学んでいってます。

菅細工教室四回目

4月から始めた菅細工教室も4回目を迎えました。

今のところ、欠席者0人。皆さん皆勤で、技術習得に励んでいます。

今回は生徒さんの作品を掲載します。

菅細工教室三回目

順調なスタートをきった菅細工教室。欠席者もなく技術習得に励まれています。

三回目の教室は、菅細工で定番の「小丸」作り。単純な作業を繰り返して完成させます。

「単純なのに難しい」「単純だから粗が見えてしまう」「簡単そうでできない」色々な感想がでました。

四回目も、もう一度「小丸」作り」です。数をこなして、販売品が作れるよう頑張っていきましょう。

菅笠購入者より

先日、菅笠をご購入いただいた方より、可愛いお写真が届きましたのでお知らせします。

ご自身で制作されたお地蔵さんにかぶせているとの事。

サイズもピッタリ!お庭の雰囲気にも、合っています。

Bさん、お写真、ありがとうございました。

菅細工教室 二回目②

今日は、菅細工教室火曜日コース2回目。

教室は「習うより慣れろ」をモットーにしています。

自分の指先で・体で色々な事を感じながら、技術を習得していけるように一緒に頑張っています。

少しのアドバイスしただけで、生徒さんの手つきが変わり コツが掴めたようです。

みんな表情が真剣で、これからの成長が楽しみです。

菅細工教室 二回目

今日、菅細工教室土曜日コース2回目。

まず、「蒸し箱入れ」の作業。

その後、笠骨の竹の節を取っていることろです。カンナやヤスリと使って、みんな楽しそうです。

少人数ですが、この中から一人でも後継者が育ってくれることを期待しています。

入学祝をプレゼント

先日4月7日に地元の小学校入学式が行われました。新一年生に入学祝として「菅笠のアクセサリー」をプレゼントしました。

菅は邪気を払い・穢れ(けがれ)を清めると言いわれています。お伊勢参りが盛んだった江戸時代に人々は、伊勢までの道中安全を願い菅笠を買い求め、旅に出たものです。この様な事から、深江菅細工保存会では、子ども達の通学の安全を願ってプレザントしました。

菅笠のアクセサリーの材料となる菅は、深江菅田保存会より提供いただいています。

 

 

菅細工教室開始しました

4月より菅細工教室が始まりました。

受講者は去年開催した「菅笠教室」に参加された方の中で、菅細工に興味をもたれた方たちです。

これで、保存会の平均年齢もグッと下がりました。一年をかけて技術を習得し、後継者として末永く一緒に活動していける事を期待しています。

菅笠購入者より

深江の菅笠を購入された方が、ご自身のブログに、菅笠を使用した感想を掲載されました。

下記に紹介させて頂きます。(個人情報のため一部省略させていただいております。すみません。) 

 

菅笠被ってポールウォーキング

~ 省略 ~ 

 菅笠を被って颯爽とポールウォーキングしているところ、と言いたいところですが、どうもこのおっさん、“颯爽”とは言い難いですね。

~ 省略 ~ 

菅笠は昨年8月、大阪の「深江菅細工保存会」(※1)から購入したもので、たいへん重宝しています。菅笠を頭上に固定している豆絞りの手拭は以前から我が家にあった物で、丸でこのために用意していたかのようにピッタリです。

 ポールウォーキングのポールは今年7月、ある方のお勧めにより購入した物で、製造・販売は長野県のシナノという会社です。これも健康増進(私の場合はリハビリ)に大いに役立っています。

 ~ 省略 ~

 以下、私なりに感じた「菅笠」と「ポールウォーキング」の長短を記してみます。 

1.菅笠の利点

①日光を完全に遮断

 「スゲ」という植物の葉を材料にしているため太陽光を通さず、その一方、顔や襟首が完全に覆われるため、顔や襟首の剥き出しの肌は守られるようになっています。

②両手が自由になる

 最近では男性で日傘を差す方もおられるようですが、それだと片方の手がふさがれて不自由になってしまいます。菅笠なら両手とも自由になってポールも握れます。また、笠は手拭いで顎に固定するようになっており、かなりの強風でも笠が飛ばされることはもちろん、ずれることもありません。

③蒸れることが無く、涼しい⇒写真・中

 頭部と笠の間にかなりの隙間ができて空気が自由に出入りする構造になっているため、蒸れることがありません。普通の帽子ですと隙間がないために蒸れてしまいますが、これはカンカン照りの日でも非常に涼しくて快適です。正に先人の知恵、ですね。

④激しい雨でも頭や顔が濡れることを防ぐ

 私は雨天の日にこの笠を被って外出したことはありませんが、「深江菅細工保存会」の説明によれば、一本一本の菅が水分を含んで膨らみ、菅と菅の間隔が密になって雨水は滲みこまないのだそうです。

 私はこの笠に水道水をかける実験をやってみましたが、「深江菅細工保存会」の説明のとおり、水が滲み出てくることはありませんでした。また、もっと大きい笠なら、強い横殴りの風が吹かない限りは身体も濡れなさそうです。

⑤軽い

 非常に軽く、頭の上に物が乗っているということを忘れてしまいそうになるほどです。 

ただ、不便な点もあります。それは

①着脱がちょっと面倒

 道で知り合いの方に出合った時、私は被った帽子を脱いで挨拶をするようにしていますが、菅笠は手拭いをアゴの部分で結んでいるため、気軽に脱ぐことができません。それがちょっとばかり不便です。

②嵩張る

 電車やバスに乗る時、菅笠を脱がなければなりません。私は一番小さな笠を買ったのですが、膝の上に置くにしても、荷物棚に乗せるにしても、嵩張ってちょっと邪魔になります。ただし、折り畳みが可能な菅笠もあるようです。⇒ http://www.youtube.com/watch?v=AbqioUBEmAk

 2.ポールウォーキングの利点

 私は雨の降っていない限り毎朝ポールウォーキングをやっているのですが、以下はその中で得た実感です。

①歩く速度が普段より速くなり、しかも一定の速度で歩くようになる。

②歩幅が自然に広くなる。

③背筋を伸ばして歩くよう、自然に意識するようなる。

④肩甲骨が大きく動く。

⑤ポールを利用することによって、体側運動や肩回しなどの多彩な運動を行うことができる。

⑥3段伸縮のため、持ち運びする際や収納の時に嵩張らない。⇒写真・下

 これは運動用具としての本来の機能ではありませんが、電車やバスに乗る時には写真のように折りたたんでしまえば他人の迷惑にはなりませんし、収納するにも邪魔になりません。

 その他の利点として、製造元・シナノの説明によれば、ポールウォーキングはスポーツドクターが開発した新しい健康法で、これを継続することによって

⑦内臓脂肪を減らしてメタボリックやロコモの予防と改善

⑧ヒップアップやスタイルの向上

⑨認知症の予防

 など多くの利点があるとのことです。

 以上、菅笠を被ることにも、ポールウォーキングすることにも、多くの利点があるようです。特に、高齢者は何もしないでいると筋肉の量が加速度的に減ってしまい、認知症にもなりやすいそうですので何らかの運動をお勧めします。その点、ポールウォーキングは全身運動の手軽な入門編となり得るでしょう。

 菅笠被ってポールウォーキング・・・。日本の古くからの伝統を守ると同時に地方の新しい産業を育てる。そして高齢者の健康を守って医療費の増加を防ぐ・・・一石二鳥、いや一石三鳥も四鳥もの効果があるようです。

 

※1 「深江菅細工保存会」は古くから伝わる菅細工の技術を保持し、後世に伝えることを目的としている団体であり、利益を追わず、量産もしていないとのことです。笠に使用する材料は全て日本で育てられた材料を用い、伊勢神宮や皇室の儀式で使われる様々な菅細工を作製、昨年の「式年遷宮」にも納入したということです。

 菅笠は横から見たときに三角形の「山高」と丸みのある「大野」の2種類が主だそうですが、前述のように、折り畳みできる物もあります。私は1尺5寸(45センチ)の一番小さな「山高」を買ったのですが、もっと大きな物を買うべきだったと今では後悔しております。

 日本伝統の菅細工を保存していくためにも、購入の際には

http://www.fukae-suge-zaiku.jp/

でどうぞ

 

以上、購入者の方のブログより掲載させて頂きました。

ありがとうございました。

第7回深江歴史文化まつり開催のお知らせ

11月1~3日に、深江歴史文化まつりが開催されます。

2日は、深江菅細工保存会も参加します。深江稲荷神社北側・深江郷土資料館前において、菅細工の販売も行います。今年は、新作作品発表されます。どうぞ、ご期待ください。

日程概要は下記ブログにてご覧ください。

http://www.voluntary.jp/weblog/RedirectServlet?npoURL=fukae