約2000年前、深江地区(大阪市東成区)に自生する菅(すげ)を使って
笠などをつくったのが始まりという伝統工芸「菅細工」。
主な製品には釜敷きや色紙掛け、コースター、
「円座」と呼ばれる敷物などがありますが
なかでも菅笠は、今も歴代天皇即位・大嘗祭
(だいじょうさい)
の御菅蓋
(ごかんがい)
や、
伊勢の神宮式年遷宮
(じんぐうしきねんせんぐう)
の御料菅御笠・御翳
(ごりょうすげのおんかさ・おんさしは)
として献納しています。
この菅細工の歴史や特徴、作り方をご紹介します。